長距離ランナーの孤独

最近また走れています。
本日は環状線沿いを走ってきました。
向こう1キロ誰も見えない歩道を一人たったか、たったかと走ってきました。
見た目一人なのですが、一人じゃないんです。
走っているときは、時々、足に話しかけるんです。 
”今日の調子はどうだ?”、 ”まだ、いけるか?”、 ”半分まできたぞ” と。
その都度、足も答えてくれます。”今日はやめろ” だの、”まだいける”、だの。
走る人は分かると思いますが、ジョッギングしているときは、10キロや20キロじゃ息はさほど切れないのです。 心肺ではなく、足がいかれるのです。
私、アランシリトーの本に書かれているような主人公のようには走っている間いろいろ考えたりはしないのです。  孤独じゃないし。 第一、ビリ近くであろうがゴール前で無駄に抜く事はあってもわざと抜かれる事だけは性格上ありえない。
前向いて、足と話しながらただ走るだけ。   本日までの走行距離64k。